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体の動きの専門家
理学療法士ってどんな仕事?そう聞かれることがあります。
病院や施設でリハビリを担当する人、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
私は大学卒業後、病院・施設・介護分野で経験を積んできました。
私の経験値の中では痛みや動きにくさを抱えた方と関わることが多い仕事です。
理学療法といっても様々な分野があるため、私が経験したことが全てではありません。
ただ、理学療法士としての強みを挙げるとしたら、人の動作を観察し、その背景にある身体機能の問題を分析することにあります。
例えば、歩くときに膝が痛む方がいるとします。
膝関節の可動域や筋力を評価するのはもちろん大切です。しかし、それだけで評価を終えるわけではありません。股関節の動きはどうか。体幹は適切に働いているか。足部への荷重はどうなっているか。身体の各部位が、どのように連動して歩行を成り立たせているのか。
一つの動作を細かく観察すると、最初に訴えていた部位とは異なるところに、改善の糸口が見つかることもあります。むしろ、その方が圧倒的に多いです。
大切なのは、目に見える現象だけで判断せず、身体全体のつながりから問題を捉えること。
ただし、分析できることと、実際に身体の変化を引き出すことは別の話。
経験上、評価によって問題点を整理できても、それを改善するための具体的な手段がなければ、十分な結果にはつながりません。
そこで必要になるのが、基礎を発展させた技術とアイディア。
フィジオセラピーラボ グルーヴ盛岡西では、PNFをはじめとする専門的な技術を用いながら、身体の反応を確かめ、動きの変化を引き出すための方法を考えます。
教科書どおりの運動を、すべての方に当てはめるわけではありません。同じような症状であっても、身体の状態も、生活環境も、目指すゴールも一人ひとり違うからです。
だからこそ、評価し、仮説を立て、実際に働きかけ、反応を確認する。そして、その結果を踏まえて次の方法を考える。
この繰り返しが、私たちの仕事です。
理学療法士として培ってきた知識と技術。そして、目の前の身体と真剣に向き合うなかで生まれる工夫や発想。
私たちが大切にしているのは、決められた施術を提供することではなく、その方にとって必要なアプローチを考え抜くことです。
痛みがある。動きにくい。思うように身体を使えない。
その悩みに対して、できることは本当にもう残されていないのでしょうか。
身体を丁寧に観察すれば、今まで気づかなかった問題が見えてくるかもしれません。問題の捉え方が変われば、アプローチも変わります。

